2017年9月15日金曜日

Weather Seal 防水塗膜材 家づくりで大切な防水について


全館空調・自然素材の家 みのや白木です。


Weather Seal 防水塗膜材 家づくりで大切な防水について

 シート防水の欠点である重ね合わせの不具合や破れ、施工精度のバラツキによる防水不良を補うべく開発された継ぎ目のないシームレスな施工を可能にした多機能防水塗膜材です。

 また、壁面にシームレスな塗膜を形成する事ができる為、一般的なシート防水では不可能であった壁面の気密性能を格段にアップさせる事ができるのも大きな特徴です。

 透湿性を損なうラバー系の原料を使用しない透湿性能を持った100%アクリルで組成された全く新しい製品がWeather Seal 

動画をご確認ください!
https://www.youtube.com/watch?v=1mdbD-YF6-Q


特徴
・防水層としての優位性
 シート防水の重ね合わせなどの継ぎ目や破れなどからの漏水、また複雑な建物形状の場合や施工技術の差による防水性能のバラツキが無く、常に高水準の防水性能を確保する事が可能。
100%アクリル(ピュアアクリル)を主原料とした製品の為、格段に高い耐久性を持
ちます。(得に紫外線に対する耐候性に優れ、ポリエチレン性の防水シートとは比べ
ものになりません。)

・防湿層としての優位性
 シート防水で最も良く使用される防水透湿シートは透湿抵抗が低く(透湿性が高い)
冬など外気より室内の方が温度、湿度ともに高くなる場合は湿気を外に排出し、壁内
結露の発生を抑制する事が出来ます。
しかし、温度と湿度ともに逆転する夏になると外部からの湿気が壁内に入り込み、壁
内結露のリスクが高まります。
特に真夏の暑い日などに冷房によって内外温度差が大きくなる場合は、逆転結露のリ
スクが非常に高くなる可能性があります。
Weather Sealは透湿性能を兼ね備えていますので、室内から外部への透湿抵抗を小
さくなるように壁を構成して使用することにより、湿度をコントロールする事が可能
になり、壁内結露や逆転結露のリスクを大きく低減する事が出来ます。



・気密層としての優位性
 通常気密を確保する場合、室内にポレチレン性などの防湿気密フィルムを施工します。
 室内側には、配管など貫通部や電気配線、コンセントボックスなど多くあり、
 気密を確保する事は容易ではありません。

 施工技術や熟練度によって気密性能の良し悪しが出る可能性もあります。
 また、近年の大きな地震の多発によって、躯体が揺れる事によってフィルムのジョイント部分が開くなどして、気密性能が損なわる例も多く見つかっています。

 Weather Sealは構造面材の外部にローラーなどによって塗布施工する為、建物をす
っぽりと覆い、配管などの貫通部なども完璧に気密化することが出来ます。
また、施工技術の差や複雑な形状の建物であっても一定の性能を確保することが可能
です。
 Weather  Sealは高い柔軟性を持ち合わせていますので、地震など揺れに対しても、亀裂などが入り気密性能、防水性能を損なうことありません。
 
・室内側防湿気密フィルムとの併用
 Weather  Sealを施工することによって、気密性能は確保されますが、主に冬に発
生する室内で発生する水蒸気の壁内への侵入をコントロールする為に、可変透湿タイ
プ気密シートの併用を推奨いたします。
(可変透湿気密シート:冬は防湿、夏は透湿する気密シート)

室内側と外部で防湿、気密することにより四季のある日本に於いて、他の工法では真
似することが出来ない湿度コントロールが可能になります。

また壁の内外で気密層ができることにより、空気対流が発生しにくくなり、ペアガラ
スのような断熱効果が期待できます
パッシブ先進国のドイツではこの壁のペガラス化はスタンダードな仕様となりつつ
あるようです。

・断熱との相乗効果(必要性)
 「ZEH」など省エネルギーに関する資料に目を通すと断熱性能に関する記載はあり
ますが、気密性能に関する記載はありません。
「断熱性能が高ければ気密は必要ないのでは?」と考えてしまいますが、これは大き
な間違いです。
いくら断熱材を厚くして断熱性能を高くしても、隙間があればその性能は生かされま
せん。

家全体の床面積の5%の隙間があった場合、断熱効果は56%まで下がりほぼ半分の
断熱性能となってしまいます。
断熱性能は気密性能があってこそ効果を発揮することが出来ます。

・気密、断熱性能、換気と結露の関連性 
 高気密の建物は息苦い、空気が汚れるイメージが有リますが、それは間違いです。
一般に新鮮な空気と汚染された空気をきちんと計画通りに流れるようにするために「計画換気」をします。隙間だらけの建物では色々なところから空気が入り込み、
「無計画換気」となってしまいます。

省エネルギー化による高断熱の建物で無計画な換気をした場合、断熱効果の低下による結露の発生、臭いが残る、暖冷房コストのアップなどにつながります。

特に結露の発生は、室内を不快にするばかりでなく、カビや腐朽菌を発生させ、カビを餌とするダニの発生、腐朽菌を好むシロアリを発生させる原因となり、住宅そのものの耐久性を脅かし、また住む人の健康を損なう可能性があります。

Weather Seal 防水塗膜材


Weather Seal 防水塗膜材



Weathr Seal EPS
外断熱材を従来のビス留め工法と比べ漏水のリスクが大きく低減します。
また、ビスによる熱橋がなくなりビスからの結露による躯体への影響がなくなります。
面接着により負圧強度が増します。(ビス留めの倍近くの負圧強度)
ビス留めによる断熱材の変形がなく美しい仕上げが可能。
 

・まとめ
Weather Sealは「耐久性」「防水性」「透湿性」「気密性」「水蒸気(湿気)のコントロール」の全ての性能を高いレベルで持ち合わせ、またその性能をどのような建物にも

安定して実現すること可能な、従来の工法では真似することが出来ない製品です。


みのやでは、ウェザーシールを標準に採用しています。
この情報を知っている会社は良い会社です。
目に見えない部分にこだわった家づくりをしている会社は良い工務店だと思います。








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