2015年2月6日金曜日

日本の住宅の壁構造と問題点




自然派住宅 みのや白木です。


昔の家は、壁の中は土壁で工事されていました。

湿気があるときは湿気をコントロールしていました。

現代の家の断熱材はほとんどが工業化された断熱材です。

代表的なのがガラス繊維を接着剤でまとめたグラスウールです。
30坪の家に使用される量は50キロから60キロくらいでしょうか。

ガラス繊維なので調湿性能はありません。
外部と室内の温度差で壁内が結露した時は結露水が
そのままの状態になります。

最近の壁工法はサイディングと壁の間に通気層を
とっているので結露しないと言っていますが、
2センチもない隙間では熱が伝導していきます。


真夏はサイディングの表面が60℃以上になります。
室内は25℃この温度差で壁内は結露を起こす
可能性は大きいと考えられます。


壁は解体しないと見えませんから、、、、ここが問題です。

最初から湿気をコントロールできる調湿性能の
ある断熱材を採用すれば
結露の問題がかなり解決されるはずです。

カビ・ダニ・腐朽菌の発生を抑えることで
シックハウスになりにくい住まいになるんです。

建ててからでは、断熱材の入れ替えはできませんので
建てる前に断熱材の話を聞いて検討される
ことをお勧めいたします。


セルロースファイバーは調湿性がある断熱材です。
アメリカでは採用率№1の断熱材です。

防音効果も優れているので空港のまわりの
防音材としても広く使用されているようです。

日本で普及しない原因としては目先のコストが
グラスウールより高いこと。施工の時間が3
日ほど余分にかかることです。

例えば30坪の家てグラスウールの単価は20万円くらいです。
セルロースファイバーの場合は60万円くらいです。
1.2トン充填します。 
湿気は200ℓは湿気を含むことができます。


グラスウールの3倍のコストがかかります。
ですがランニングコストでいうと約半分の
ランニングコストになるので30年単位で
考えればかなりお得になるんです。

施工に手間がかかる。コストが高い。
それだけでセルロースファイバーが使用されていません。

快適に暮らせる室内空間にするには
断熱材選びが一番大切だとみのやは考えています。

魔法瓶のように暖かい家造り。ヒートショックを起こさない家。

セルロースファイバー断熱材をお勧めしている理由です。






セルロースファイバー・インサイドPC

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。